飲酒運転撲滅

私は福岡に住んでいたわけではないがこの痛ましい事件の記憶は

はっきり残っている。

 

 

飲酒運転の事故が取り上げられることも非常に多いが

いつもニュースを見ていて思うのは

表面からの

「飲酒運転は絶対許されることではない」

「ゼロを目指して」

「飲んだら乗らないこれを肝に銘じて」

みたいなフレーズ。

 

もちろんその通りなんだと思う。

普通の人にとっては...

 

ただ夫をアルコール依存と診断されてから思うことは

それ以前と私は変わった。

 

飲酒運転の原因の多くは

アルコール依存が絡んでいるのであって

 

やめたくてもやめられない

そういう脳になっている

 

いくら

通り一辺倒に

飲酒運転 ダメ!絶対 と言っても

始まらないのでは?とも思う。

 

合法である脳を蝕む飲み物が

24時間営業のコンビニのどこにでも売っている日本。

テレビでは夕方からはNHK以外ではどこのテレビ局でも

アルコールのCMが流れ

誰もがそれを目にすることができる日本。

(目にしたくなくても目にしてしまう)

 

お酒を断たなければならない人たちが

何に苦しみながら生活するかといえば

いつでもどこでもお酒を買える環境。

 

そして飲まないという決意や意志を

受け入れてもらい難い風潮や環境

 

外国では時間によって

またアルコールの度数によって

CMできる時間帯なども決まっているところが多いが

日本にはそれはない。

 

また浜辺でアルコールを飲むことができるのも

お酒に甘い考えの日本だけだと耳にする。

 

アルコール依存がもたらす影響や

アルコールの害

どんな真面目な人であってもアルコールに脳が犯されると

自分のコントロールが効かなくなるという

正しい知識を

もっともっと広く認知してもらう必要があるし

飲酒ができるようになる前の子どもたちにも

知らさなければならない。

 

世に言う

「飲んだら乗らない」そんな一般常識が通用するようなら

誰もアルコール依存で困ってなどいない

 

アルコール依存の専門病院

カウンセリング

社会の認知

を正しく充実させて機能させてこそ

 

本当の意味で飲酒運転を減らしていくことが

できるのではないだろうかと思ったりする今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

お酒とお金の問題

断酒5ヶ月11日目

夫の断酒を見守る妻のブログです

 

うちの夫の場合はアルコール依存とはっきりわかって

他にも気がついたことがあります

 

それは「お金の使い方」と「飲み食いの仕方」

 

本人がお金を持っていると

お金があればあるだけ使ってしまうということ

気がついたら何か飲み食いしていないと気が済まないということ

 

それはどうやらADHD発達障害)の症状になるようです。

現在の統計によるとアルコール依存患者の中には

発達障害の方が多く(約3分の1ほど)含まれているそうですね。

 

これは診断を受けている人の割合でしょうから

本質的にはもっと多い割合になるのでは?と思ったりしています。

 

 

お金の使い方に関しては本当に困ります

 

今思い返してみると

思い当たる節がありすぎて

 

本当にもっと早く気がついていれば...

そんな感情になります。

 

結婚当初気がついたことなのですが

きちんとしたお給料もらっているのに

貯金が一切ない

ないどころかマイナス

 

結婚式の費用をカードローンで借りていたという

事態が結婚後に発覚したので

それ以来銀行のカードなどを私が管理するようになりましたが

私の知らないところで新たなカードを作って

勝手にカードローンをし酒を飲む、好き勝手にお金を使うを

繰り返してきていたようです

 

大人になり仕事をするようになると

誰の許可もなく本人の判断でカードでお金が借りられたりすること

 

このように障害を持って生きている人を支えなければならない私達や

障害を知らずにこういう行為を行っている人、またその家族にとっては

死活問題だなと思っています

 

実際に自由になるお金を何に使っているのか...といえば

大したことには使っておらず

日々のコーヒー、ガム、お菓子、飲食類...

それが毎日毎日我慢できず大量に購入して消費する

 

ただガムやフリスクなどは

無くなったから買うわけではありません。

基本的には買ったものを全て綺麗に無くなってから買うことはありません。

残っているのに

出かけた時に新たなものを買ってしまうので

同じガム、フリスクが大量に仕事用のカバンから出てくることは

日常茶飯事。

 

出張先での 歯ブラシセット、パンツ、Tシャツ、シャンプーなどについても

持っていくのを忘れたと言っては毎回同じものを購入し家に溜まる。

これが繰り返されますので家には同じものが大量にストックされているわけです。

 

例えば水中眼鏡や水着のインナーパンツ、水泳帽なども

プールに行くたびに忘れたと言っては同じものを買っているようで

家に何十個と同じものがある状態です。

 

そのお金の使い方の延長線上にアルコールがあったという私の認識です。

 

恐ろしく 無駄な浪費。

 

 

 

 

酒問題

お酒がらみの事件、毎日 目にしている気がします

夫もお酒を飲んでいた頃は

 

「飲んでいる時も飲んでいない時も自分の言動に変化はない」と

断言しておりましたが

 

それを みている側としては とんでもない大間違いで

 

すぐキレる

声がデカくなる

態度もでかくなる

気もでかくなる

全てを人のせいにする

酔いが回っている間、反省はしない


ザッと上げてもこんな感じでした

 

この方々は飲んでいない時にどんな方々なのか私には分かりませんが

他人事とは思えないです。

 

脳を蝕む合法の飲み物...

としか今の私には思えないのですが

 

気軽に手軽にいつでもどこでも買える

きついですよね。 

 

本当は自分で酒害に悩む方々向けにブログを書いてくれたらなぁと

思っているのですが

 

なかなか

 

思ったのは1週間だけだったみたいです。

 

今日はここまで。

 

 

お酒と時代

お酒がらみの事件や事故などがニュースで後をたたないですね。

暴力、飲酒運転、破壊行為などなど。

目に耳にするたび人ごととは思えない気持ちです。

 

アルコール依存と診断された夫の年齢は現在50歳。

(同級生の夫とは大学時代からの付き合いなので私も同い年になります)

学生の頃はコンパ、飲み会が頻繁に開かれ

仲間内で夜な夜などんちゃん騒ぎなんていうこともしょっちゅうで

飲まない人なんて周りにいたかな?そんな時代だったと記憶しています。

 

私はアルコールのアレルギーのような体質で

大学生の時は上記にあったような風潮に習うように

また人付き合いだから...と自分に言い聞かせて

付き合いで飲んだりすることも多かったのですが

飲むとひどい動悸がして心地よくなる雰囲気は皆無だったので

全くお酒が好きになれず、またお酒の場も好きにはなれず

社会人になってからは1滴も口にしていない状況です。

今思えば飲みたくないということを口にすることが憚られるような雰囲気があり

「烏龍茶」を注文する時の周りからの視線が何となく気になるような

そんな肩身の狭い時代でした。

 

一方夫はそんなにお酒に強い方ではありませんでしたが

お酒は好きなようでした。

社会人になって時代的にも

お酒の場を断るような雰囲気はなく

 

飲む人の方がすごいだろ

飲んでいないとお前どうして飲まないんだ?

飲めないなんて可哀想だな

 

そんな社会的風潮だったように思います。

 

次第に飲む頻度も増え

それまでは飲み会以外家で晩酌をするような習慣はなかったのですが

そのうち 飲み会がなくても

家で飲むようになっていきました。

 

飲み会では飲みすぎて帰ってくることが多くなり

私を駅まで呼びつけて家まで送って欲しいと要求するようになっていきます。

 

飲みすぎた翌日は必ずと言っていいほど

「気持ち悪い もう2度とお酒は飲まない」と言い

飲酒した翌日は飲まないでいるものの

2日後にはまた飲み出しているような状態が続いていきます。

 

結婚してすぐの頃だったと思います。

 

結婚するまでは遠距離でしたので

その頃も同じような状況がずっと続いていたのだと想像します。

 

この社会的風潮は本当に飲めない身としてもいかがなものかな?と

ずーっとモヤモヤしていましたので

今夫がアルコール依存という診断を受け

飲み方によりお酒の害がここまであるということを知り

多くの酒害に悩む人たちがいて

それを取り巻く環境が

特に日本では本当に過酷であることを感じます。

 

お酒は現在合法なものではあるけれど

害があり害に苦しめられている人たちがいるのなら

 

薬物の害を教育するように

もっと身近なお酒に関する教育をもっとしていくべきではないのかな?

そう思っているところです。

 

今日はこの辺でおしまい。

 

 

断酒 5ヶ月目

夫が断酒をして5ヶ月目

本人の辛さは下戸の私には全く分からないのですが

ひとつ大きく言えるのは

この5ヶ月は「平和であった」ということ。

 

 

コレから先 どうなるかは私には分かりませんが

お酒を断つことで

こんなに家庭が平和になるのだという実感は

何にも変え難いものになりました。

 

思い返せば

アルコール依存と診断されるまでの間は

 

お酒を飲むこと以外のことは

全て面倒

 

子どもの運動会の席取り

子どもの習い事の発表会の準備

家族の用事に付き合うこと

子どものお祝い事

義理の両親のお祝い事

など

 

家族という単位の中での用事、行事

それに当たる準備、当日

全てが面倒臭く

 

家を出る10分前になって他の人が準備万端な様子であっても

 

パジャマのまま

髪はボサボサ

コンタクトも入れず眼鏡のまま

要は寝て起きた状態のまま

ソファーに寝転んでいるという状況

 

それを見兼ねて

声をかけると

 

「うるせー」

「面倒くせー」

「俺に指図するな」

「俺の好きにさせろ」

「お前は怒ってばっかりだ」

「俺はお前と違って10分あったらすぐに準備できるんだ」

 

コレしか言わないので

当然そこから喧嘩になります。

 

毎日毎日顔を合わせれば大喧嘩

 

今思えば

夫にとってお酒を飲むことができない用事は

全てがつまらなく 面倒だったということでしょう

 

当時は何もまだわかっていなかったので

 

いつからこの人こんなに性格が悪くなったのだろう?

どうしてこんな人と結婚してしまったのだろう?

家族のことをこんなに蔑ろにする人って何なんだろう?

 

怒りと情けなさと疲れと虚しさ

 

こんな感情しか湧いてきませんでした

 

徐々に徐々に蝕まれていく脳

 

それがお酒が原因ということに気がつくまで

本当に苦しく辛い日々でした。

 

 

 

*本人の状況としては入院は現時点ではしておらず

断酒をするということ、心療内科に通ってADHDの行動認知療法という形

また断酒会に通い(オンラインやリアル)でこの5ヶ月を過ごしています

 

 

 

底つき体験

アルコール依存、ギャンブル依存、買い物依存

依存というなのつく病での立ち直りのきっかけは

自身が「底つき体験」を経験することで

「それまでの自分を変えていく」という決心をするきっかけになるのだと言います。

 

夫断酒12日目

 

とりあえず今のところ

毎日 断酒の誓いを 朝食前、夕食前に自分で唱えてから

食事をしております。

 

 

1.私たちは酒に対して無力であり、自分ひとりの力だけではどうにもならなかったことを認めます。

 

1.私たちは断酒例会に出席し、自分を率直に語ります。

 

1.私たちは酒害体験を掘り起こし、過去の過ちを素直に認めます。

 

1.私たちは自分を改革する努力をし、新しい人生を創ります。

 

1.私たちは家族はもとより、迷惑をかけた人たちに償いをします。

 

1.私たちは断酒の歓びを、酒害に悩む人たちに伝えます。

 

 

 

10年以上に渡り

 

「こんなに毎日飲んでいたら体を壊すよ」

休肝日を作った方がいいと思うよ」

「家族のため、子どもの将来のためにも 程々にした方がいいと思うよ」

「倒れてからじゃ遅いよ」

 

そういった言葉を何度投げかけたかわかりませんが

何の効果もありませんでした。

 

子育ての忙しさも重なり

あまりにも言っても聞き入れることのない

この夫の態度に

「もうこの人に何をいっても無駄だ」と諦める気持ちが湧き出てた頃から

 

夫がアルコール依存への下り坂へゆっくりと転がっていったように思います。

 

私の忠告が足りなかったんじゃないか

私至らなかったからこんなことになったんじゃないか

 

私は何度も自分を責めました。

 

本当に自分自身の力で自分が悪い方向に転がっていっていることを

気がついてもらうということが

こんなにも大変なことなのかと...

 

とにかく自分のことではないことを

軌道修正することの難しさを痛感する10数年だったと思います。

 

 

 

 

 

 

これまでの大まかな経緯 ①

 

それまでも度々 夫は

 

小遣いでは足りなくなると家の貯蓄に手をつけ

 

それがバレると

 

仕事で先払いしていた経費や交通費などを会社から精算後

 

本人の隠し口座に入るよう設定し現金を得る

 

またそれもバレると

 

株やゴルフの会員権を家族には黙って売却する

 

などして

 

あの手この手で酒を好きなだけ飲める環境作りに本人は必死だった。

 

 

2016年頃だったか

 

口座にある数百万のお金をすでに飲み食いに使い込こんだことが発覚した

 

直後だったにもかかわらず

 

「俺のお小遣いが全然足りない」(1ヶ月のお小遣い5万円だった頃)

 

「お金ちょうだい」

 

と、うっすら笑いながら攻め寄られた時の顔が

 

今でも忘れられない。

 

「この人は病気だ!病院に連れて行かなきゃ!」

 

はっきりワタシがそう感じた瞬間だった。

 

すぐにアルコール専門の病院を探して電話をしたのを

 

昨日のことのように覚えている。

 

 

 

病院に行ってアルコール依存と診断され

 

医師から「断酒」しかないことを告げられたものの

 

本人の自覚はほとんどなく

 

「俺はアルコール依存なんかじゃない」

 

「あんなダメ人間と同じにするな」

 

「普通にお酒を楽しめている」

 

「お前がうるさく言うだけだ」

 

 

そこから渋々断酒を宣言するも2ヶ月で挫折。

 

飲んでは見つかり

 

見つかっては止め

 

また飲んで見つかる

 

を繰り返す日々。

 

 

すでにこの病院に連れて行った時点で

 

好きなだけ飲むために借金をし始めていたという事実を

 

今になって知った。

 

あの頃カウンセラーにも医者にもワタシにも家族にも嘘をつき

 

「酒はもうやめます」というポーズだけ夫は取っていた。

 

全て話すことで、酒との縁を たち切られてしまう。

 

それは避けたかったと今回改めて本人が振り返っていた。

 

 

 

 

家にお金がないわけじゃないのに

 

飲むのが後ろめたいから

 

そして自由に好きなだけ飲みたいから

 

借りて飲み続ける日々。(リボ払い、カードローン)

 

1社の限度額が一杯になったところで

 

助けを求めてくれたらよかったものの

 

返済のために2社目の借金をする

 

多重債務。

 

 

 

膨らんで行く借金の現実を見ないように毎日をやり過ごしながら

 

酒を飲んで全てを忘れたい。と飲み続ける。

 

 

何度も夫に変なお金の使い方をしていないか確かめたけど

 

お酒を飲むことをやめさせられたくないから

 

借金のことは口を割らなかった。

 

 

 

 

 

本人的には

 

隠し通せると思っていた気持ちが半分

 

こんなことを続けていて取り返しのつかないことをしている自覚が半分

 

そんなところだったようだ。

 

 

 

 

ワタシにとってはこれは「悪夢」としか言いようがなかった。

 

血の気がひき

 

手が震え

 

体が一気に鉛のように重たくなって

 

息ができない

 

こんな自分勝手な人といるくらいなら死んでしまいたい

 

何度も何度もそう思った。

 

計算するのも恐ろしかったが

 

確実に働いているより飲んでいるのに使っているお金の方が多く

 

ワタシが今まで汗水垂らして働いてきたお金が

 

ただの飲み食いに消えたことへのショックは

 

計り知れないものだった。

 

もちろん離婚も何度となく考えた。

 

(なぜ今離婚をしていないかは追って書かせていただきますね)

 

 それから

 

体に力が入らない

 

働く意欲、生きる意欲も失せるほど

 

ぐったりした日々。

 

 

ここからもう一度やり直せるか

 

明るい明日がやってくるのか

 

それは誰にも分からない。

 

(今 ココ)