断酒 5ヶ月目

夫が断酒をして5ヶ月目

本人の辛さは下戸の私には全く分からないのですが

ひとつ大きく言えるのは

この5ヶ月は「平和であった」ということ。

 

 

コレから先 どうなるかは私には分かりませんが

お酒を断つことで

こんなに家庭が平和になるのだという実感は

何にも変え難いものになりました。

 

思い返せば

アルコール依存と診断されるまでの間は

 

お酒を飲むこと以外のことは

全て面倒

 

子どもの運動会の席取り

子どもの習い事の発表会の準備

家族の用事に付き合うこと

子どものお祝い事

義理の両親のお祝い事

など

 

家族という単位の中での用事、行事

それに当たる準備、当日

全てが面倒臭く

 

家を出る10分前になって他の人が準備万端な様子であっても

 

パジャマのまま

髪はボサボサ

コンタクトも入れず眼鏡のまま

要は寝て起きた状態のまま

ソファーに寝転んでいるという状況

 

それを見兼ねて

声をかけると

 

「うるせー」

「面倒くせー」

「俺に指図するな」

「俺の好きにさせろ」

「お前は怒ってばっかりだ」

「俺はお前と違って10分あったらすぐに準備できるんだ」

 

コレしか言わないので

当然そこから喧嘩になります。

 

毎日毎日顔を合わせれば大喧嘩

 

今思えば

夫にとってお酒を飲むことができない用事は

全てがつまらなく 面倒だったということでしょう

 

当時は何もまだわかっていなかったので

 

いつからこの人こんなに性格が悪くなったのだろう?

どうしてこんな人と結婚してしまったのだろう?

家族のことをこんなに蔑ろにする人って何なんだろう?

 

怒りと情けなさと疲れと虚しさ

 

こんな感情しか湧いてきませんでした

 

徐々に徐々に蝕まれていく脳

 

それがお酒が原因ということに気がつくまで

本当に苦しく辛い日々でした。

 

 

 

*本人の状況としては入院は現時点ではしておらず

断酒をするということ、心療内科に通ってADHDの行動認知療法という形

また断酒会に通い(オンラインやリアル)でこの5ヶ月を過ごしています